菊灯・輪灯
菊輪灯、輪灯、菊灯、火灯、さざえ、新様式灯明台を掲載しています。
浄土真宗の菊灯
菊灯は、宮中で用いられた照明器具を灯供養具として取り入れたものです。構造は、上から灯盞(とうさん)〔油皿〕、灯械(とうかい)〔油皿を乗せる台〕、灯架(とうか)〔竿と台〕という部分に分かれ、灯械に立て油皿を支える三脚を「五徳(ごとく)」、灯械の部分を通称「朝顔」といい、台の下には盆が備わります。
輪灯を用いない脇壇上に設置され、本願寺派本山では阿弥陀堂・御影堂共に向かって右側だけに設置する「片菊灯(かたきくとう)」になりますが、御影堂両余間に絵伝や宗主御影が奉懸されたときに限って1対設置されます。
大谷派本山では、阿弥陀堂両脇壇と左余間、御影堂両脇壇には1対で設置しますが、阿弥陀堂右余間と御影堂左余間、三の間には菊灯を設置しません。一般寺院でも本山に倣って、本願寺派は片菊灯、大谷派は1対を備えます。
礼盤一式の両脇には、梅足型の盆にさざえ付菊灯を乗せる場合があります。
弊社では内仏や納骨堂にもマッチする新様式の灯明台も取り揃えており、オリジナルデザインの新様式灯明台は落ち着いた雰囲気で置き場所を選ばないため、ご好評をいただいております。
輪灯について
浄土真宗の一般寺院では、中尊前に宮殿を設置した場合や祖師前に開山厨子を設置した場合、天井から左右1対の輪灯を吊り下げます。
輪灯の原型となった釣灯台(つりとうだい)も菊灯と同じく宮中の照明具を参考にしたようで、釣灯台は紫宸殿(ししんでん)にありました。永禄4年(1561)の親鸞聖人三百回忌にあたって初めて設置され、現在見るような輪灯は、元和4年(1618)阿弥陀堂再建時に本願寺派第12世門主准如上人が山科言経の遺訓を思い出し、因幡薬師独自の輪灯を模倣して導入したことに起因します。
本願寺派の輪灯は、馬蹄状の蔓の部分に菊唐草模様を彫金することから、「菊輪灯」と言います。菊輪灯は本願寺派本山阿弥陀堂で使用され、御影堂では牡丹彫金をあしらうことから「牡丹輪灯」と呼ばれます。一方、大谷派の輪灯は蔓部分に彫刻を施さないシンプルなもので、「丸蔓輪灯」と呼びます。報恩講など重要な法要では笠の上部に瓔珞を連結することで、本願寺派にも負けない豪華な設えとなります。佛光寺派では「藤輪灯」、高田派では「桐輪灯」と、それぞれの本山で蔓部分の彫金の模様に差異が見られる仏具です。
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