御仏具の修理・修復
壊れた御仏具、傷んだ御仏具、宮殿・須弥壇から部品一つまで、どんなものでも修理・修復いたします。京仏具の伝統と技術で大切な御仏具を次の世代に。
木や漆などの自然由来の素材が多く使われている御仏具は、湿気や気温の変化、紫外線、カビや虫などの影響で、次第に経年変化していきます。一見して問題なさそうに見える御仏具も、気が付かない間に破損が進行していたというようなことは稀なケースではありません。
しかし、こうした御仏具を製作してきた職人たちは、数十年先を見据え、予め修理・修復が行いやすいような御仏具の製作、および修理方法を考案してきました。大切な御仏具を何世代にもわたって受け継ぐことを前提とした、こうした工夫や技術は、京都の職人たちによって今も大切に継承されています。
伝統的な京仏具の製作技術を継承する若林佛具製作所では、ご依頼のあった御仏具を隅々まで調査。お客様のご要望を伺ったうえで、京都の熟練した各工程専門の職人を手配し、ご希望に叶う最適な修理・修復のプランをご提案いたします。
お問い合わせ、お見積もり無料!御仏具の修理・修復ならお任せください。宮殿・須弥壇から、卓、具足、梵音具まで。紐一本、部品一つからご相談いただけます。
お問い合わせ、お見積もり無料!御仏具の修理・修復ならお任せください。宮殿・須弥壇から、卓、具足、梵音具まで。紐一本、部品一つからご相談いただけます。
全国・全宗派対応。どんな御仏具でも修理・修復いたします。
仏教とともに伝来した御仏具は、日本で誕生した様々な宗派と共に、独自の発展を遂げてきました。日本で製作される御仏具のほとんどは、木地に漆や金箔で装飾を施したものや、真鍮や銅など、古来、使用されてきた素材を用い、今も当時とほぼ同じ技術で製作されています。
しかし、日常の使用による破損に加え、紫外線や湿度・温度の変化が蓄積して引き起こされる経年劣化、虫による食害など様々な原因が積み重なることで、御仏具には徐々にダメージが蓄積してしまいます。
平安中期にまで遡る「京仏具」の長い歴史と伝統に培われた高い技術は、日本の仏具製作の技術の基本と云っても過言ではありません。宮殿や須弥壇に限らず、寺院用の御仏具は製作当初から、将来の修復を見据え、釘や接着剤などの使用は最小限に抑え、細かな部品まで全て分解できるように作られています。
若林佛具製作所では、木地師、彫師、塗師、蝋色師、箔押師、錺師、彫金師、彩色師など、製作の各工程の技術者に経済産業省の認定を受けた「伝統工芸士」を置き、最高水準の技術を維持しており、全てのご宗派のどのような御仏具でも、全て修理・修復することが可能です。
また、全国五箇所の営業拠点からお客様を直接サポート。御仏具のご相談はもちろん、お引き取りから配送まで安心してお任せいただけます。
御仏具における「修理」と「修復」の違い
御仏具の修理・修復には大きく分けて以下にあげる「復元修復」と「現状維持修理」があげられます。修復は、元の状態に戻すことを意味していますが、破損個所を補作したり新たに漆を塗りなおしても、厳密にいえば元の状態に戻ることはありません。こうした理由から、文化財などに指定された御仏具についてはできるだけ現状を維持するために必要な「修理」を行い、それ以外の御仏具については以前の状態に近づけるための「修復」を行うことが一般的です。
弊社ではお客様のご要望や、御仏具の状態に合わせて修復する「復元修復」と、文化財などの修理では一般的な「現状維持修理」の二つのメニューをご用意しています。
ご希望に応じて修復方法を選べる「復元修復」
御仏具の修復で最も一般的なのが「復元修復」です。「修復」とは、以前の状態に戻すことを意味しています。かつての美しく輝かしい姿を取り戻したい。今の雰囲気を残しつつしっかりした美しい仏具を未来に遺していきたい。こうしたご希望を叶えるのが「復元修復」です。
かつての美しさをそのままに「完全修復仕上」
「完全修復仕上」は、古く傷んだ御仏具に隅々まで補修・補強を施しすことで、新調品と同じクオリティーに仕上げるご修復プランです。
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修復前
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修復後
表面の漆の塗り替えと金箔押しだけでなく、お預かりした御仏具を一つ一つの部品まで解体して、基礎となる木地を補強するとともに下地塗りから、漆塗、金箔押、彩色仕上げ、金具のメッキを再度施すことで、新調品同様の仕上がりを目指します。
また、お客様のご要望によって、古びた趣きを再現する「古色仕上」などもお選びいただけます。
壊れたところだけを直したい「部分修復」
破損した部分や、気になるところだけを予算をかけずに直したい。そんなご希望にお応えするのが「部分修復」です。雨漏りや虫害、日常の使用で劣化した御仏具の破損部分の補填や交換、漆塗り替え・金箔押し替えはもちろん、修復部分を違和感なく古びた周囲に馴染ませる古色彩色まで、修復の範囲の大小にかかわらず、様々な修復のご要望にお応えします。
御仏具の取りにくいほこり、落ちにくい汚れが気になる
弊社では、御仏具のクリーニングも承っております。高所にある天蓋や瓔珞、欄間の彫刻部分、柱や框の金箔や漆塗など小さなものでもお引き受けいたします。詳細は下記ページからお問い合わせください。
上記以外にも、お客様のご希望や御仏具の破損状況に応じてどのようなご相談も承ります。まずは弊社にお問い合わせください。弊社社員がご寺院様に直接お伺いして、ご依頼の御仏具を詳しく調査いたします。調査結果をもとに、お客様のご希望に従って最適な修復方法をご提案いたします。
今までの歴史を大切に「現状維持修理」
「現状維持修理」は主に国宝や重要文化財など、現状を維持することが求められる御仏具が対象です。他には、地域の信仰の中心として大切にされてきた御仏具や、歴史的な資料として価値を有するものなど、現在の状態をできるだけ変えずに必要な修理を行いたいといった場合にこの修理を行います。
この修理は現在の状態をできるだけ永く維持するための修理です。剥がれかかった箔押しや彩色は慎重に木地に固定し、剥落止めの処置を施します。破損部分や部品の欠損など、構造的に修理の必要がある場合以外は、現状を維持するための措置を施します。
弊社では、文化財修理を専門としているグループ企業「若林工芸舎」がこの修理を担当しています。今までに数多くの文化財修理に携わった知見を活かし、お客様のご要望にお応えします。また、文化財登録手続き等のサポートも行っています。お問い合わせ、ご相談は無料です。ぜひお問い合わせください。
お問い合わせ、お見積もり無料!御仏具の修理・修復ならお任せください。宮殿・須弥壇から、卓、具足、梵音具まで。紐一本、部品一つからご相談いただけます。
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参考価格一覧
価格は参考価格です。御仏具の状態、大きさなどによって価格は変動します。何卒、ご了承ください。
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花瓶の水漏れ
¥15,000 ~
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蝋燭立のゆがみ直し
¥10,000 ~
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真鍮法具磨き直し
¥8,000 ~
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香炉の止栓(留め具)
¥5,000 ~
御仏具の耐震補強工事
宮殿などの大型の御仏具を金具で固定して倒壊や転倒を防ぎます。価格は参考価格です。御仏具や建物の大きさなどにより価格は変わります。また出張費用については別途お見積もりとなります。予めご了承ください。
¥30,000 ~
御仏具修理・修復のビフォー・アフター
御宮殿と御須弥壇の完全修復
真宗大谷派御寺院の開基400年の記念事業で御内陣の御荘厳具をご修復いたしました。御宮殿、御須弥壇とも以前の御仏具の持つ特徴を活かしつつ、錺金具の追加、黒、朱、金箔の色分け変更など、御宗派の特徴を随所に採り入れた仕上がりです。
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before
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after
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before
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after
御宮殿・御須弥壇など御荘厳の完全修復
真宗大谷派御寺院の御宮殿、御須弥壇に加え、前卓などの御仏具も完全修復いたしました。古くなった漆を剥がし、木地から整えて下地を塗りなおした上に漆や金箔、仕立て直した錺金具で仕上げています。新品同様の完全修復仕上げです。
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before
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after
平鏧のヘコミの修復
平鏧(ひらきん)のヘコミの修復です。胴の金属が薄い部分が大きく凹んでしまいました。平鏧に限らず、おりんなどの胴部分の金属はとても薄く、破れないように丁寧に内側から叩いて直しています。仕上げに音を調整して、目立つ傷を消し、色を塗りなおしてお客様にお戻ししました。
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before
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after
折れた蝋燭立の修復
真宗高田派の蝋燭立で、麟鳳型(りんぽうがた)と呼ばれている燭台の修復です。折れてしまったくちばしに咥えた蓮華の茎を元通りにつなぎ合わせ、全体を磨きなおしてお客様にお戻ししました。
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before
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after
天水桶と兜の修復
天水桶と、その上に据えられた兜の修復工事です。制作から45年程経過したこの兜と天水桶でしたが、海が近く塩害による変色や色褪せが見られたため、全体をブラッシングし洗浄した後、再塗装いたしました。また兜のシンボルでもある立派な角には、新たに金塗装を施し、兜の特徴である水牛の角を際立たせた仕上げにしました。
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before
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after
屋外用定紋金箔押し替え修復
屋外に設置した定紋のクリーニングと金箔押替えの修復工事です。川沿いという場所のため湿気が多いせいか、表面にカビのような白いものが付着していました。全て洗い落とし、新たに表面の金箔を押し替え、屋外用のフッ素コーティングを施しました。
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before
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after
折障子の完全修復
折障子を完全修復、新品同様の美しさになりました。御修復前は木地の傷みも大きく、長年の使用や経年劣化で開閉もままならない状態でした。御修復に当たっては、蝶番吊りから当社オリジナルの取付金具を使用した軸廻し式に改造することで、スムーズな開閉が可能になりました。
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before
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after
折れた蓮軸の修復
真宗大谷派の蝋燭立の蓮軸です。嘴に差し込む蓮の根本部分が折れたためお預かりしました。折れた個所に芯材となる金属棒を埋め込み、高い強度で接合ができる「ろう付け」で接合しました。その後、きれいに研磨をして納品しました。
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before
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after
菊灯盆の脚の修復
菊灯盆の脚は強い衝撃や経年劣化で盆から外れることがあります。接合する箇所の油分と汚れをきれいに拭き取ってから、ハンダで固定しました。作業中、ハンダの熱で盆が高温になると、問題のない脚の接合に悪い影響が出るので、手早く丁寧な作業が求められます。
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before
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after
御仏具修理・修復のよくある疑問
御仏具の欠けている部分だけ修復できますか?
はい。ただし、一部分だけ新しくしてしまうことで今までと見た目が異なってしまう恐れがあります。その場合は現在の御仏具の色味に自然に合うように古色仕上げなどを行います。
漆の光沢がなくなってきて、表面が曇ったようにみえるのですが直せますか?
漆は長期間、紫外線にさらされたり、常に水気(湿気)にさらされると艶がなくなり、白く曇ったような見た目になってしまうことがあります。このような状態になると、漆の表面が劣化している可能性がとても高いです。若林では漆の塗り替えから、下地の木地の修理から下地、表面の仕上げ(蝋色)まで全て専門の職人が担当するので、安心してお任せいただけます。
使っているうちに金属製仏具の色が変わってしまったのですがもとに戻せますか?
真鍮の磨き仕上げなどを除いて、金属製仏具には古来、金属表面の錆や腐食を防ぐために、漆を焼き付けた宣徳色(せんとくいろ)や、煮色(にいろ)など様々な着色方法が用いられてきました。若林では、それぞれの素材や製法にあわせた修理・修復のプランをご提案しています。
部品がとれてしまって戻せないので困ってます。直せますか?
どんな小さな部品でもご相談いただけます。若林では札幌、仙台、東京、京都、福岡の五カ所の拠点から日本全国をサポートしております。ご依頼があれば、弊社の営業が直接お伺いして問題のあった御仏具を調査いたします。
由緒のある仏具だからできるだけそのままの風合いを残して修理したい。
グループ企業の若林工芸舎では国宝や重文などの文化財の修理・修復も承っております。特に現状の風合いを残しながら修理するためには、専門の職人の協力が欠かせません。ぜひ、一度若林工芸舎にご相談ください。
使っている梵音具の紐が切れてしまったが直せませんか?
お任せください。若林では紐一本からでもご依頼いただけます。まずはお気軽にお問い合わせください。
宮殿や須弥壇の周りに白い木くずが落ちてるのが不安なので、様子を見てもらいたい。
御宮殿や御須弥壇はご本堂に設置したまま、長い年月が経過してもそのまま動かさないでいることが殆どです。木造のご本堂の場合などは白アリなどの被害があることが考えられますので、早めに調査することをお勧めします。若林では、虫食いのあった箇所の補修から、御仏具全体の修理・修復まで様々なご要望にお応えします。
修理・修復の際に、改良したり装飾をくわえることはできませんか?
修理・修復の際に、強度や機能を上げるために木地の補強改良をおこなったり、修復仏具に新たに金具を新調して装飾性を高めたりすることも可能です。
お問い合わせ、お見積もり無料!御仏具の修理・修復ならお任せください。宮殿・須弥壇から、卓、具足、梵音具まで。紐一本、部品一つからご相談いただけます。
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こんなことはありませんか?
少しでも心当たりがあればぜひご連絡ください。
御仏具は一度設置したら、そのまま動かさないことがほとんどです。そのため、経年劣化や傷みが進行していても気が付かない場合がとても多く、いざ動かそうとしたら壊れていたということが少なくありません。もし、以下のようなことに心当たりがあれば、ぜひ弊社にご相談ください。
- 御仏具にがたつき、傾き、緩み、きしみがある
- 御仏具の近くで雨漏りがあった、カビが生えている
- 御仏具の表面にひびや割れが見える、継ぎ目に緩みや隙間がある
- 御仏具の漆や彩色、金箔が剥がれて落ちてきた
- 御仏具の金具が取れた、取れそう
- 御仏具の紐が切れた、擦り切れてきた
- 御仏具の扉が開きにくい、動かない、外れそう
- 御仏具の彫刻がとれてしまった
- お磨きの時に部品が取れた、見覚えのない金属片が見つかった
- 具足香炉や花立の部品が外れたが戻し方がわからない
- 輪灯や菊灯のパーツがなくなった
- 机を動かしたときに下の部分が外れて戻せない
- 磬子やおりんの音や響きが悪い、歪みやへこみがある
- 障子や襖が動かない、動かすと音がする、敷居が傷んできた
- 天蓋や瓔珞の部品が落ちてきた、形が変形している
- 花立から水が漏れる
- 蝋燭立を落として芯先が曲がった
- 卓類の足(脚)が折れた
- 金具が浮いてきた
- 梵鐘や銅像の雨垂れのあとが気になる
- 金属仏具の緑青錆が気になる
- メッキがはがれてきた
- 障子の紙が黄ばんできた、破けた
- 蒔絵の模様がくすんできた
- 太鼓の革がたるんできた
- 御仏具の金箔が変色して本来の輝きがない
- 御厨子が傾いている、垂直に立っていない
- 御仏具が白木のままで漆や金箔が施工されていない
- 御仏具が大きすぎて寸法が合っていないので、修復して寸法を調節したい
- 古い前卓に彫刻がついていないので、彫刻を新しく新調して修復したい
- 花瓶が凍結して底がぬけている
- 蝋燭立が真っ直ぐに立たず傾いている
- 掃除の際に金箔を拭き取って黒くなってしまっている
- 花瓶の水がこぼれ、机の漆が剥がれてきた
- 巻き障子の紙が破れ古くなってきたので貼り替えたい
- 御仏具に動物に糞らしきものが付着した
御仏具修理・修復の種類
若林では各ご宗派の御仏具全て修理・修復いたします。以下に挙げた御仏具以外にも、御仏具でお困りのことがございましたら、何でもお気軽に弊社までご相談ください。
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御宮殿
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御須弥壇
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卓類
(前卓、上卓、経卓 など)
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具足類
(五具足、三具足、花瓶 など)
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礼盤一式
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各種梵音具
(磬子、大徳寺、木魚、妙鉢 など)
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天蓋・瓔珞
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灯籠
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輪灯・菊灯
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箱類
(据箱、御文章箱、御文箱 など)
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香炉類
(柄香炉、外陣香炉 など)
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各種台
(香炉台、香盤、仏器台 など)
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供物台
(供笥・折敷 など)
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法具類
(前具、護摩器 など)
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障子・襖
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欄間
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金具類
(釘隠し、六葉、柱金具 など)
お問い合わせ、お見積もり無料!御仏具の修理・修復ならお任せください。宮殿・須弥壇から、卓、具足、梵音具まで。紐一本、部品一つからご相談いただけます。
お問い合わせ、お見積もり無料!御仏具の修理・修復ならお任せください。宮殿・須弥壇から、卓、具足、梵音具まで。紐一本、部品一つからご相談いただけます。
御仏具の修理・修復をご利用したお客様の声
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御開山御厨子の完全復元ご修復。彫刻や枡組には新たに極彩色仕上
西光寺様(北海道)
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今回のご修復は、私の希望を細かい部分まで取り入れて頂き、極彩色等イメージ通りで大変満足しております。仕上がりも大変綺麗で京都の若林さんにお願いして本当に良かったと思っております。
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寺号額の完全復元御修復
誓報寺様(北海道)
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本堂外部の塗装工事を行った際、寺号額の傷みが激しい事がわかり新調も検討しました。しかし先代住職が残した字で製作された大事な額であった為、今回若林佛具さんへ相談し修復をお願いしました。新たに先代住職の法名と落款を加え、風雪に強いフッ素コーティングも施して頂き、満足のいく仕上がりとなりました。修復して本当に良かったです。
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- お問い合わせ
- ご訪問・状態の確認
- お見積もり
- ご契約
- 修理・修復作業
- 完成
- お引き渡し
- アフターサービス
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作業前にお客様からお預かりするお品物を丁寧にチェック。お困りの箇所や、ご希望をしっかりとヒアリングいたします。職人と打ち合わせの上、十分にご納得いただいてから作業にかかります。
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修復作業の途中で、作業状況を担当営業がご報告。ご希望の場合は、職人の作業場へご案内も可能です。
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修理・修復作業終了後、お預かりしたお品物を丁寧に梱包してお届けいたします。設置が必要な場合は、お気軽にお申し付けください。全国各地の営業所から、弊社社員が直接お届けにあがります。
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お問い合わせ、お見積もり無料!御仏具の修理・修復ならお任せください。宮殿・須弥壇から、卓、具足、梵音具まで。紐一本、部品一つからご相談いただけます。
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京仏具の歴史を支える職人たち
京仏具の製作を支えているのは、各工程ごとに分業された熟練の職人たちです。京仏具の世界では、およそ20の職種があると云われており、その職種もそれぞれ専門分野に細分化されています。
弊社でお預かりした御仏具は、状態やダメージの程度を丁寧に確認、お客様のご希望や、将来どのような使われ方をするかなどをよく検討したうえで、修理や修復の方針を職人と綿密に打ち合わせしながら決定し、お客様にご提案いたします。
木地師(きじし)
各種木材を鋸(のこぎり)や鉋(かんな)や小刀を用いて各宗寺院の大きさ・形式にあった御仏具の木地を製作します。木地といっても小さな部品から大きな宮殿のようなものまで様々で、それぞれ作る職人は異なります。若林では各宗派の御本山の木地形状や仕様を基本に、強度と美しいバランスを兼ね備えた木地を製作しています。
塗師(ぬし)
木地に漆を塗る場合、下地が塗りの善し悪しを決めると云われるほど重要です。御仏具の部品ごとに半田地(はんだじ)、堅地(かたじ)と呼ばれる下地を入念に施し、その上から中塗り、上塗りと丁寧に仕上げます。若林では良質な天然漆の確保に努めながら、漆塗技法の研究と向上に努めています。
箔押師(はくおしし)
漆塗りの終わった御仏具に漆を接着剤に、金箔を一枚一枚貼るには、漆の選定から、塗ってから拭き取るまでの時間、拭き取る量の加減など、熟練の経験と勘が必要とされます。若林では高純度の縁付(えんつき)箔を使用し、御仏具を黄金の輝きで包みます。
錺師(かざりし)・彫金師(ちょうきんし)
御仏具・御仏壇を美しく飾る装飾金具を錺(かざり)金具と呼びます。全体のバランスを見ながら錺師が金具をデザイン。銅の板金から切り抜いたものを彫金師に渡します。彫金師は地彫り、毛彫り、蹴り彫り、魚々子(ななこ)彫り、透かし彫りなどの技法を駆使して模様を彫り込み、仕上げた金具はメッキや色上げを施して御仏具に取り付けます。若林では型取りから文様、彫金、メッキまで御仏具とのバランスの取れた美しい仕上がりを追求しています。
彩色師(さいしきし)
木地や金箔、和紙の上に岩絵具や泥絵具などの日本絵具で絵を描きます。御仏具の彩色には白い胡粉で下地を施した上にはっきりした色を出す「極彩色(ごくさいしき)」、金箔の上に淡く色をのせて金箔の輝きを生かす「金彩色(きんさいしき)」、木地の上にそのまま色をのせる「木地彩色(きじさいしき)」の三種類があります。若林では古来の彩色技法を継承し、お客様のご要望や、それぞれの用途や場所に合わせた表現や仕上げをいたします。
彫師(ほりし)
彫師は寺院欄間など大柄の彫刻から、卓や仏壇などの小柄な彫刻まで、大きさによってそれぞれ得意とする職人が分かれています。また彫刻には、一つの木塊から仕上げる「丸彫り(まるぼり)」、各部分に分けて彫ることで、精細な立体感を作り出す「付彫り(つけぼり)」などの種類があります。それぞれの彫刻には、白木地や漆箔、彩色など彫刻に合わせた仕上げを施すことで、効果的な視覚効果を与えます。若林では細部にわたる表現・立体感に注意を払い、美しくバランスの良い彫刻を製作しています。
蝋色師(ろいろし)
漆塗りが完成した後に、その表面を仕上げるのが蝋色師(ろいろし)です。蝋色は漆の刷毛目や凹凸をなくして、漆の表面を鏡面化させることで、漆表面の艶を引き出す技法の名称です。表面を炭で研ぐ「炭研ぎ(すみとぎ)」、天然砥石や角粉を用いて磨きをかける「胴摺り(どうずり)」、さらに生漆(きうるし)を擦り込む「摺り漆(すりうるし)」、手のひらに磨粉と油をつけて磨き上げる「磨き」、金箔を押す前に漆表面を整えて、落ち着きのある均一な輝きに仕上げる「摺り上げ(すりあげ)」など、数多くの工程で構成されています。若林では漆特有の深く美しい光沢にこだわって仕上げています。