浄土宗
浄土宗について
浄土宗は法然上人が開いた仏教宗派の一つで、法然上人〔源空上人〕43歳の承安5年(1175)に立教開宗しました。浄土宗の中心的経典は、浄土三部経といわれる『無量寿経』『観無量寿経』『阿弥陀経』で、法然上人の記した『選択本願念仏集』は浄土宗の根本聖典となっています。
江戸時代、徳川氏の外護(げご)のもと元和元年(1615)に『浄土宗法度(じょうどしゅうはっと)』が制定され、知恩院を総本山、増上寺を総録所として教団体制が完備していきました
浄土宗特有の行事には、在家に浄土教義を伝える「五重相伝(ごじゅうそうでん)」や、毎年4月19日から25日にかけて行われる宗祖讃仰(さんごう)の「御忌(ぎょき)」があります。
浄土宗の宗派
浄土宗は、総本山知恩院、大本山知恩寺、大本山清浄華院(しょうじょうけいん)、大本山金戒光明寺(こんかいこうみょうじ)が京都に所在し、大本山増上寺は東京、大本山光明寺は神奈川、大本山善導寺は福岡、大本山善光寺大本願は長野に、それぞれ寺基を構えます。
西山浄土宗総本山粟生光明寺(あおこうみょうじ)、西山深草派総本山誓願寺、浄土宗西山禅林寺派総本山禅林寺は、知恩院に代表される鎮西派(ちんぜいは)とは別に、西山義を重んじる浄土系宗派の総本山で、いずれも京都に所在します。
浄土宗の開祖
浄土宗の開祖源空(げんくう)〔法然上人〕は、地方豪族漆間時国(うるまときくに)を父に持ち、美作(みまさか)〔現在の岡山県〕に生まれました。13歳で比叡山に上り、源光(げんこう)・皇円(こうえん)に師事し天台の教えを学んだのち、18歳で西塔黒谷の叡空(えいくう)に身を投じましたが、源空43歳の時、唐の高僧善導(ぜんどう)の記した『観無量寿経疏(かんむりょうじゅきょうしょ)』によって念仏の道を見い出し、比叡山を下りて民衆への布教を始めました。門人の幸西(こうさい)・弁長(べんちょう)・隆寛(りゅうかん)・証空(しょうくう)・長西(ちょうさい)がそれぞれ法然の教えを受け継ぎ、弁長の鎮西流が現在の浄土宗、証空の流れが現在の西山浄土宗の流れに当たります。法然上人の弟子の親鸞は、浄土真宗を開きました。
源空は「法然房」を号に持ち、東山天皇から「円光大師」という諡号(しごう)を与えられました。
浄土宗の荘厳について
浄土宗は、法衣や揵置物(けんちぶつ)は禅宗から、声明(しょうみょう)や作法は天台宗から取り入れたところがあり、浄土宗の荘厳は多様多彩と言えます。
本尊は阿弥陀如来を安置しますが、丈六仏や六尺仏など大きさが一定せず、立像と坐像の別もありません。内陣四天柱には、東に持国天、南に増長天、西に広目天、北に多聞天を配置し、五重相伝や受戒会を勤めます。五重相伝では、浄土宗の高僧幡随意(ばんずいい)が龍神と龍女に念仏の教えを伝えた証として「龍譽高天(りゅうよこうてん)」「王譽妙龍(おうよみょうりゅう)」の法名を与えた故事にちなみ、その法名を彫り込んだ木札を阿弥陀如来の両脇に配する場合があり、双龍の彫刻を用意するところもあります。
一般寺院では、阿弥陀如来を天蓋や宮殿厨子でかざり須弥壇上に乗せ、須弥壇上には上机を設置して常灯明や茶湯器および燭台ならびに香炉などの供養具を供えます。須弥壇前の大前机には、香炉を中心として、燭台、常花(じょうか)を配置し、大前机には長方形の打敷を掛けます。導師用に法要時は高座を、平常時には二畳台を使用します。
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