屋内外設置金属製品(浄土真宗)
屋内外設置金属製品には、主に屋外で使用される唐金(からかね)や鉄などを素材とした建築金物および定紋や、主に屋内に取り付けられる銅や真鍮を素材とした金属製装飾金具を掲載しています。
地金と金属製品
人類は紀元前6000-5000年前ごろから銅を扱い、紀元前2000年前ごろには鉄も利用したことが確認されています。銅より鉄のほうが溶解温度が高く、人類の扱える火の温度が高くなるにつれて多くの金属を利用できるようになったと言えるでしょう。
屋外に設置される金属製品には、鉄や銅の他、銅と錫の合金である青銅(せいどう)、銅と亜鉛に少量の鉛および錫を加えた唐金(からかね)、銅と亜鉛の合金である真鍮など多くの金属や合金が用いられます。
浄土真宗の建築金物
建築物の屋根に乗せる九輪〔相輪〕や露盤宝珠、雨水を受ける天水桶、手水舎(ちょうずや)に欠かせない龍の水口、親鸞聖人像や蓮如上人像などの上人像は唐金で製造されます。高欄を飾る擬宝珠や笹金具、隅木に垂下される風鐸(ふうたく)、長押と地長押を飾る釘隠や唄金具、向拝や鐘楼の柱の補強も兼ねた根巻金具、屋根の妻部分に豪華な印象を与える懸魚六葉(げぎょろくよう)や破風飾金具は、真鍮や銅を地金として製作されます。宗派紋や寺紋をあしらった定紋は銅製以外に木製と樹脂製があります。
彫金技法を駆使した装飾金具は、金メッキにより発色が増し一層煌びやかに堂内を装飾します。とくに浄土真宗では、唐草・青海波・花菱など和柄模様に彫金された後門柱金具や壇框金具、敷居金具によって堂内を装飾します。
金属製品の製造方法
金工の技法には、型と型の隙間に溶解した金属を流し込み、冷えたのちに型から取り出して形成する「鋳造〔鋳金〕」と、金属を叩き伸ばして形成する「鍛造〔鍛金〕」があり、たがねで文字や模様を金属に彫り込む「彫金」など数多くの技法があります。屋外に設置される上人像や天水桶などは鋳造で作られ、屋内に取り付けられる敷居金具や壇框金具は鍛造で作られます。
金属製品の仕上げ
金属は雨や結露あるいは風によって浸蝕され、錆を出して変色していきます。主に銅や真鍮を素材とした製品には「鍍金(ときん)〔メッキ〕」という表面のコーティング加工を行うことで酸化や風化を防ぎます。また、漆を塗り高温で焼き付け金属表面に被膜を張ってコーティングする特殊な「漆焼付」加工もあります。真鍮地の製品に対してセラミックやフッ素による被膜を作って酸化を防ぐ「磨きノン」コーティングも、数十年にわたって「お磨き」が不要になることから、近年人気が高くなっております。
屋内外設置金属製品は、寺院だけでなく設計士や建設業者からのご注文も多いため、弊社ではお客様のご要望に応じて取付工事なども承っております。
まずは会員登録!7大特典
- 入会費・年会費永久0円
- 会員登録でもれなく全員に300円分ポイントプレゼント
- 注文履歴から簡単再注文
- お気に入り機能
- レビュー投稿でポイントプレゼント
- メルマガでお得なクーポン情報をGET
- 充実のアフターサポート
寺院営業部からのご挨拶
若林佛具製作所オンラインショップへ、ようこそお越しくださいました。
弊社は天保元年(1830年)京都にて創業以来、仏具一筋に歩み、信用を育んで参りました。
寺院営業部は全国へ出張営業をいたしております。宗派を問わず、仏像や仏具の新調、修復をはじめ内装工事、文化財修理、納骨壇等あらゆる施工経験・事例がございますので、
お気軽にお問い合わせください。
これからもさらに寺院様向きの商品を充実させ、皆様のお役に立てるよう努めて参りますので、よろしくお願い申し上げます。
ご宗派別に探す
-
浄土真宗
-
浄土宗
-
天台宗
-
真言宗
-
臨済宗
-
曹洞宗
-
日蓮宗
寺院用仏具から探す
サービスから探す
お寺の日用品・備品
-
お寺の備品
-
お寺の日用品
-
お着物・お手回り品
-
催し・季節のお品物