梵鐘・喚鐘・撞木など
梵鐘、喚鐘、撞木、雲版、喚鐘吊元金具を掲載しています。
浄土真宗の梵鐘について
梵鐘は、洪鐘(こうしょう)・釣鐘(つりがね)・鯨鐘(げいしょう)など多くの呼称を持つ仏具で、その多くは銅と錫の合金である青銅で鋳造され、主に法要の時間を知らせるために用いられる仏具です。数量を数える単位は「口(こう・く)」を使います。七堂伽藍の一つである鐘楼(しょうろう)に吊るし、朝夕の定時報として鳴らされる地域もあります。
梵鐘の部位は、上から順番に、鐘楼に吊るすための龍頭(りゅうず)、笠形、上帯、乳の間、池の間、中帯、草の間、駒の爪という部位で構成され、縦帯と中帯の交点にある撞座(つきざ)という蓮華を模した部分に撞木(しゅもく)を合わせて打ちます。乳の間には、仏の髪の毛を現す螺髪(らほつ)に似た突起物があり、その突起物を「乳」と言います。
日本最古の梵鐘は、698年の銘がある妙心寺の梵鐘で、「日本三大梵鐘」といえば知恩院・方広寺・東大寺の梵鐘が挙げられます。また、「日本三名鐘」には園城寺・神護寺・平等院の梵鐘が挙げられ、古より人びとの耳目を集めた仏具と言えます。第二次世界大戦中、武器弾薬不足を解消するため「名鐘」と謳われた各地の梵鐘が供出され、この世から姿を消したことは非常に残念なことです。
浄土真宗の喚鐘
梵鐘と喚鐘を明確に区別する基準はありませんが、龍頭に天秤棒を差し込み、二人で持てれば喚鐘、持てなければ梵鐘というあいまいな基準や、一定の口径以上で分けるという基準もあります。喚鐘吊元金具の種類は、簡便な「ネジ止式」と「柱持出式(はしらもちだししき)」があり、柱持出式には豪華な唐草入や屋根付といったものがあります。
本願寺派の喚鐘の使用は、『本願寺通紀』によると、「元禄元年十一月二十一日、参詣者を集めるための梵鐘を叩いたのちに、両堂を繋ぐ廊下に掛けた小鐘〔喚鐘〕を打って道場〔本山両堂〕を開いた」とあり、本願寺第14世寂如上人の時代、親鸞聖人五百回大遠忌から始まりました。
撞木について
撞木は梵鐘や喚鐘などを打ち鳴らす棒で、梵鐘には棕櫚(しゅろ)がよく使用されています。最近では胴体は金属製で、ヘッド部分だけが木製の「ナム撞木」という商品が開発され、この撞木は傷んできたヘッド部分だけを交換できる大変便利なもので、設定した時間に設定した回数を打つ自動式もあります。
喚鐘を打つ撞木には、ヘッド部分が軽快な音色を奏でる桜材、柄にはしっかりとした重厚感を感じるケヤキ材を使用しています。
浄土真宗の雲版
雲版は元々禅宗特有の法具で、雲形のため雲版といい、浄土真宗でも行事の開始や出勤者の出仕を促す合図として使用するように、喚鐘の代用として用いることもありました。禅宗寺院では目覚まし、坐禅修了の合図、食事の合図などに使用され、上部の孔に紐を通し吊るした状態で打ち鳴らされます。
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