荘厳金具
華鬘(けまん)と柱根巻金具・額受金具などの荘厳金具・錺金具を掲載しています。柱根巻き金具は柱の裾に巻いて床の汚れなどから柱を守るために取り付けられます。漆箔を施された柱の養生にご検討ください。額受金具は山号額用もご用意いたしております。
柱根巻金具について
柱根巻金具は床と境目に、柱に巻き付けて使用します。柱の根元はご法要に際して僧侶・檀家様が内陣を歩かれたり、モップやほうきなどの掃除道具で気が付かない間に傷がついていきます。このような傷から守るのが根巻金具です。特に漆箔をされた柱は少しの衝撃でも金箔にこすり傷がつき、下地の漆が黒く見えてきます。傷を未然に防ぐためにも柱根巻金具はとても効果があります。
額受金具について
扁額(へんがく)は和紙や絹地に書画を書いた横長の額縁が一般的ですが、寺院の山号や寺号を彫刻した額や茶室の席名を表した額も同様に呼ばれます。こうした額縁を見栄え良く安定して取り付けるために使用されるのが額受金具です。
華鬘について
華鬘(けまん)は、梵語の「クスマ・マーラー」の漢訳で、意味は「花の髪飾り」です。元々は生花の束を部屋の入口に掛け、お客様に敬意を表すことに使われていましたもので、民衆が使用する道具が仏教に取り込まれたものの一つです。最初は生花でしたが、次第に木製・革製品に材質が移り、金属加工の技術が発展すると、銅や真鍮製の素材が使われるようになり、現在の形になりました。革の華鬘としては京都東寺の「迦陵頻伽文牛皮華鬘」があり、金銅製では岩手県平泉中尊寺金色堂の「金銅宝相華文透彫華鬘」が残っています。華鬘の形状は団扇(うちわ)・楕円状の板に透かしたり線彫りを施し、その下に瓔珞(ようらく)と呼ばれる金属製の飾りを吊り下げた形が一般的です。金属製は大きくなると重量が重くなるので、45cmを超えるような大きなサイズになると、木材に漆箔・彩色の加飾をするのが一般的です。

寺院営業部からのご挨拶
若林佛具製作所オンラインショップへ、ようこそお越しくださいました。
弊社は天保元年(1830年)京都にて創業以来、仏具一筋に歩み、信用を育んで参りました。
寺院営業部は全国へ出張営業をいたしております。宗派を問わず、仏像や仏具の新調、修復をはじめ内装工事、文化財修理、納骨壇等あらゆる施工経験・事例がございますので、
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